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2016年03月

MacOS X非対応の古いプリンターを「Gutenprint」で使う

MacOS X非対応の古いプリンターを「Gutenprint」で使う。

 

まだUSBが無かった時の古いA3プリンターが有り、それほど使ってないのでまた使えないかやってみました。
機種;Epson PM-2000C

 

[問題点]
1、機種が古く、パラレルポート、miniDIN8ポートしか無い。
2、MacOS 9用のドライバーは有ってもMacOS X用のドライバーが無い。
3、長く使っていなかったためヘッドが目詰まりを起こしている可能性がある。
[対応策]
1、USBをパラレルに変換するケーブルを使う。
2、互換ドライバーを探す。
3、目詰まりを起こしている場合、ヘッドクリーニングを行う。


[実際にやってみた結果〕
1、USBをパラレルに変換するケーブル。
エレコム「USB to パラレルプリンターケーブル」を使用。

プリンターケーブル


これはWindows用です。
Windows Meまではドライバーが必要。
Windows Xp以降はWindowsのシステムで対応。
Mac用のドライバーは無い。
2、プリンタードライバー。
ネットで「Gutenprint」なるものがあるのを見つけた。
MacOS X(10.11)でやってみました。
(1) Gutenprint 5.2.11をダウンロード。
(2,1) Gutenprint のインストール。
(2.2) Gutenprint Utility for EPSON Inkjet Printerをインストール。
インストールしてもファイルはどこにも無い。ドライバーなのでシステムに組み込まれるようだ。
次にプリンターに変換ケーブルを接続し、プリンターの電源を入れ、色々やってOKになったところでパソコンのUSBポートに接続。シリアルをパラレルに変換するケーブルなのでドライバーが必要であり、Macではどうなのかやってみなければ分からない。

 システム環境設定の「プリンタとスキャナ」でプリンターの追加ををやってみました。プリンターは認識されています。プリンターのドライバーは「アプリケーション選択」を指定。 するとGutenprintのプリンターリストが表示されるのでPM-2000Cを選択。「追加」で無事に完了。
3、プリントテスト。
プリンターは動いたがが印字されない。暫くプリンターを使っていなかったためインク切れを起こしていた。早速インクを購入し、再度トライ。
プリントされたものはかすれていて読めない。何度かトライしたがあまり変わらな。
Macは一時あきらめ、Windows 10でトライしてみた。Windowsはプリンターを認識しているので特に設定はしなかった。何回かやるとちゃんと印刷されるようになった。しかもインク切れも無いようだ。
Macについて再度トライしてみた。取り敢えずテキスト印刷をしてみると、ちゃんと印刷されているのが確認出来た。前回に比べインク切れが解消しているようだ。次にカラー画像の入ったもので試した。これもOKだ。何度も印刷している内にかすれが解消していた。


まとめ。
USB→パラレルプリンターインターフェイスの変換ケーブルはWindows用の物が販売されているがWindows、MacOS X共に利用する事が出来ます。
MacOS Xになった頃はプリンタードライバーが無い機種が多かった。
Gutenprintが対応しているプリンターは非常に多く、MacOS Xに非対応でも使える可能性が有ることはMacユーザーには有り難い。

 


外出先でiPadを使って自宅のAirMacベースに接続したUSB HDDにアクセス

外出先でiPadを使って自宅のAirMacベースに接続したUSB HDDにアクセス。


このやり方でネット越しでアクセス出来るのでAirNac Extremeを持っているのであればNASを購入する必要は有りません。簡単です。
(使うもの)
iPad
iPad用ファイル共有アプリで「Files Connect」。他のアプリでもAFPに対応しているものならOK。
IMG_6

(自宅)
AirMac Extreme
USB HDD
(手順1)
(1)AirMac ExtremeにUSB HDDを接続してファイル共有が出来るようにしておく。
(2)AirMacの設定。
MacOSXまたはiPadのAirMacユーティリティーを起動。
編集をクリックFIG1
AirMacユーティリティー


情報リスト右下の「編集」をクリックします。
編集画面で、
「ネットワーク」ではポートマッピングは特に指定無しで可です。システムが使用しているポートを使用します。

FIG2

「ディスク」では、「ファイル共有を使用」と「WAN経由でディスクを共有」にチェックを入れます。
完了したらアップデートします。
FIG3

(手順2)
(1)iPadに「Files Connect」をインストール。
(2)左側リストの「保存された場所」の右端の+をタップ。
(3)使用出来るディスクのプロトコルが表示されたら「AFP」のアイコンをタップします。
IMG_2


(4)「コンピューター•ホスト名」で、
”Hostname”にはAirMacのIPアドレス(グローバルIPアドレス)を入力。この値はAirMacユーティリティーを使って確認します。
(5)「その他の設定」で、
”Alias”には適当な名前を入力します。
”ユーザー名”にはAirMacネットワーク名、”パスワード”にはネットワークのパスワードを入力します。
”port”には548を入力します。
IMG_3

(6)「Wake On Lan setup」をタップします。
(7)”ホスト名”にIPアドレス、”port”に548を入力します。
(8)「戻る」をタップし戻ったら右上の「保存」をタップします。

これで完了。
(9)表示されたAliasアイコンをタップすればネットワーク上のディスクが表示されます。
外部ネットからは実際に試して下さい。接続しているHDDがすぐに表示される筈です。
「Files Connect」はカラム表示になっています。
ネットの速度にもよりますが動画再生は問題なく出来ました。

IMG_1
接続したところ

IMG_5
ファイル選択画面


注意点。
設定で入力ミスによりエラーになった場合、修正してもエラーのままの場合があります。その場合は1度アプリを終了して再度起動すればエラーが無くなる場合があります。
HDDの表示は速いが中身の表示に時間がかかります。エラーではないので待つこと。ファイルを開く場合も同様です。


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