プレゼンに役立つiPad用画面共有アプリ「Conference Pad


会議、打ち合わせの時にiPadを使ってプレゼンをするのに、このアプリを使えば説明がスムーズに進みます。

使い方としてはiPad/iPhoneでプレゼンをし、プレゼンを見る人のiPadに操作側と同じ画面が表示される(ミラーリング)訳です。プレゼンを見る人はプレゼンをやってる間は何の操作も要りません。
 

IPAD2台



























特徴

◯このアプリは操作側、見る側のiPadにインストールする。

◯プレゼンしたいファイルは操作側のiPad/iPhoneに入っていれば見る側のiPadに入っている必要が無い。

◯操作側から見る側のiPadへのファイルのコピーは自動でWi-Hi、Buluetooth経由で行われる。
○プレゼン中、見る側はiPadの操作を必要としない。

○扱えるファイル;PDF、Keynoteファイル、Powerpointファイル、その他。

○最大15台のiPadにミラーリング可能。


Conference Padの操作手順。

1、操作用と表示用のiPadに「Conference Pad」をインストールする。

CONFARENCE PADX
Conference Pad


2、プレゼンを行う操作用iPadの「
Conference Pad」にPDF等のファイルを転送。

◯MacOS X→iPad/iPhoneの場合。

2.1 MacOS X用ソフト「Conference Pad Loader」を使う場合。

CONFERENCE PAD1
Conference Pad Loader

 

(1)iPadアプリ「Conference Pad」を起動。

(2)MacOS Xソフト「Conference Pad Loader」を起動。

CONFERENCE PAD2
Conference Pad Loader画面

 

iPadが検出されたら、選択し、転送するファイルを選択すれば自動的にファイルはiPad の「Conference Pad」に転送されます。

ファイル転送が完了すると「Conference Pad」にファイル名が表示されます。

※「Conference Pad Loader」でiPadが検出されない場合。

iPadの「Conference Pad」を終了。完全に終了させるためにiPadのホームボタンを2度素早く押しし、画面に表示される起動中のアプリで「Conference Pad」を探し、これを上方にスワイプさせれば画像が消えアプリが終了します。「Conference Pad」を再び起動すれば検出出来ると思います。

2.2 その他のアプリ。

例えば「Filedrop」というMac用ファイル転送アプリが有ります。他にDropbox等が利用出来ます。

2.3 USBを使う場合。

MacにiPadをつなぎ、iTunesの共有を使ってファイルを「Conference Pad」に転送します。

◯Windows→iPadの場合。

2.4「Filedrop」というファイル転送アプリが使えます。他にDropbox等が利用出来ます。
2.5 USBを使い、iTunesの共有を使ってファイルを「Conference Pad」に転送します。

◯iPad/iPad内のファイルを使う場合。

2.6 メール、Dropbox、GoodReader、BridgeReader等を使う。”この方法で開く”コマンドを使い「Conference Pad」を指定します。


3、Conference Padの使用開始(手順)。

(1)操作用と表示用iPadの「Conference Pad」を起動。

下部ウインドウに"Searching for other devices…" と表示され、同じネットワーク上のiPadが表示されます。

CONFERENCE PAD3
表示用のConference Pad初期起動後

(操作用iPadの名前が表示されているが未接続。右上の”Require P..."がONになっているが、ここは4桁のパスワード設定だが、これは操作側に設定すべきで、表示側に設定しても役に立ちませんので)
 

CONFERENCE PAD4
表示用iPadのConference Padに表示された操作用iPadの名前をタップする

(名前の右側にチェックマークが付けば操作用iPadの接続完了)


(2)表示用iPadに同じネットワーク上にある「Conference Pad」が起動しているiPadの名前が表示されるので操作用になっているiPadの名前をタップします。
上のスクリーンショットではiPadの名前の右ににチェックマークが付いています。操作用のiPadです。

ファイル名がリストされているのは数回試した後のため。


(下のスクリーンショット)操作用「
Conference Pad」に"1 device is connected to you."と表示されれば表示側の接続が完了。

(1 devceは表示用iPadが1台の場合)

 

CONFERENCE PAD5
操作用iPad側

(接続が完了した後の状態)


(3)操作側に保存されているファイルを開けば、ファイルは表示側のiPadにWi-Fi、Bluetooth経由でコピーされ、操作側と同じ様に表示されます。画面の拡大表示も同じ様に表示されます。Wi-Fi、Bluetooth経由ですので転送速度とファイル容量が表示側の表示開始までに多少時間がかかる場合があります。

操作側でホームに戻るには画面上部に"< Conference Pad"と表示されている場合は左上部をタップします。表示されていない場合は画面上をタップすれば表示されます。

操作側がホームに戻っても表示側は戻りません。

操作側で次のファイルを開くと表示側の表示が変わります。

表示側でホームに戻す操作をした場合、接続は解除されます。再度接続するには表示側に表示されている操作側のiPadの名前をタップし、名前の右側にチェックマークが付くのを待ちます。

再接続のチェックマークが入らない場合や、うまく動作しなくなった場合には、このアプリがマルチタスクで動作しているので完全に停止させます。やり方はiPadのホームボタンを素早くダブルクリックし、画面表示が動作中のアプリの表示に変わったら「Conference Pad」を見つけ、それを画面上方にスワイプすれば消去されアプリは終了します。そこでホームボタンをクリックし、メニューに戻してからアプリを再起動させます。アプリの操作に不慣れな場合、間違った操作をするとこのような事が起こる場合があります。

確実に動作させるための方法としては、「Conference Pad」を起動する前に、マルチタスクで動作しているか確認し、動作している場合は終了させておくのが良いと思います。

最後に。
このアプリは基本的にPDFを基本に考えて作られているようだがKeynoteやPowerpointのファイルも扱えるので便利だと思います。iPadの画面をReflectorを使ってMacのディスプレイに表示させる方法が有りますが、プレゼンに限定した場合、コスト等を考えたら「Conference Pad」の方が良いのではないかと思います。
また、実際に操作を開始すると、見る側に操作側の表示ファイルがコピーされるので、見る側の台数が多い場合には、より楽かも。